専門診療

Specialty

診療内容

白内障手術

Cataracts surgery

内障の初期段階では、お薬で進行を遅らせることができますが、濁ってしまった水晶体を透明に戻す薬はないため、白内障を根本的に治療する方法は手術しかありません。手術は、濁った水晶体を超音波で吸い出して、人工のレンズと入れ替える「超音波乳化吸引術」が一般的です。また、眼内レンズも素材の進歩によって、目の中に折り曲げて挿入できるようになったことで、非常に小さい切開創からの挿入が可能になりました。そのため、傷口の治癒も早く、現在では日帰りでの手術が主流となっています。
ただし、白内障が進行し過ぎると緑内障を併発したり、手術のリスクが高くなって、通常の手術手技では対応できなくなる場合がありますので、適した時期に手術を受けることが大切です。
※当院では毎週火曜日・金曜日の午後に日帰り白内障手術を行っています。

白内障についてのよくある質問

白内障の治療方法を教えてください。
症状が軽い時は点眼薬で進行を遅らせます。症状が進んできて日常生活に不自由が出るような状態になった場合は手術により改善させます。
手術は痛くないですか?
個人差はありますが、麻酔は目薬で可能ですので、麻酔に伴う痛みにはほとんどありません。
万が一痛い場合には手術中でも遠慮なくお伝えください。手術後の痛みを感じる事はほとんどありません。
日帰り手術でも大丈夫ですか?
日帰り手術でも手術結果や安全性に問題はありません。入院手術と変わりません。しかし、当日は眼帯をして片眼になりますので、日常生活が少し慣れない可能性はあります。もし、入院しての手術を希望される場合は、連携先の病院をご紹介いたします。
手術時間はどのくらいですか?
手術室に入室してから15分程度です。ただ、その前に体調チェックや消毒、術後は体調の変化などの様子を確認させていただきますので、滞在時間は2時間程度です。
白内障手術後、どのくらいから通常の生活に戻れますか?
手術翌日に診察されていただき、問題なければ眼帯も外れます。翌日の診察までは、洗顔・洗髪は控えてください。汗をかく仕事や畑仕事は1週間程度控えてください。事務的な仕事であれば、手術当日、翌日まではお休みいただくことをお勧め致します。
白内障手術後どのくらいで視力が安定しますか?
白内障以外に特に眼の異常がなければ、手術の翌日からよく見えるようになります。しかし、眼の状態によって、個人差があります。術後視力が安定するまでには、約1ヶ月から3ヶ月程かかる場合があります。術後の眼鏡調整も視力がある程度安定してから作ることをお勧めしています。診察で医師等の相談で決めることをお勧めいたします。
白内障手術後、しばらくするとまた見えづらくなると聞きました。
白内障手術後、個人差がありますが、10数年経過し、手術で固定した眼内レンズが濁ってくることがあります。「後発白内障」という病気です。症状は白内障手術前と同様に霞んだり、まぶしく見えたり、視力が低下してメガネで矯正ができなくなったりします。その場合は手術前する必要はなく、レーザー治療で濁ったものを吹き飛ばすことで、視力は改善致します。当院でもこの治療は出来ます。
白内障手術の費用はどのくらいですか?
医療保険が適用されます。加入している医療保険により、金額が異なります。高額療養費限度額認定証をご準備いただけますと、限度額までの金額を窓口でお支払いいただく事になります。(例えば後期高齢者の方は限度額18,000円になります。)患者様の世帯の収入によって負担額が変わります。具体的な金額は、加入している医療保検の主管にお聴きください。
手術を考えているが、ワクチン接種を受けても大丈夫?
予防接種の副反応を考慮し、手術前後1週間は控えていただくようにお願いしております。
※白内障手術や硝子体手術に関しては、詳しい説明書をお渡ししています。職員へお声かけ下さい。

硝子体手術

Vitrectomy

かつては難易度の高かった手術ですが、現在では機器や技術の進歩により、 安全に手術ができるようになりました。硝子体手術は多くの場合に局所麻酔で行われます。手術時間は患者様の目の状態により異なりますが、これまでは手術後の管理も含めて数日間入院することがほとんどでした。 しかし現在では、医療技術の進歩により日帰り手術も可能となりました。当院でも日帰り手術に対応しております。
※当院では毎週金曜の午後に硝子体手術を行っています。
緊急の患者様の場合は、月曜日の午後に行います。

硝子体注射

Vitreous injection

硝子体注射は、比較的最近になって眼科で行なわれるようになった治療法ですが、現在では病院を中心にかなり多く行なわれています。当初は加齢黄斑変性に対して実施されていた治療で、異常な血管を消失させる効果のある薬(主に抗VEGF薬)を目の中に直接注入します。 また、加齢黄斑変性の他にも糖尿病黄斑浮腫、網膜静脈閉塞症、脈絡膜新生血管といった病気に対しても効果があることがわかり、治療対象となる患者さまの数がかなり増えてきています。治療自体は、針を刺しても問題にならない白目の部分を選んで(黒目から何ミリの範囲と決まっています)刺し、薬を注入するだけですのであまり時間はかかりません。目に針を刺すということに対して抵抗感をいだく方がほとんどかと思いますが、注射針も普通の採血や注射で利用するものよりずっと細いものを使い、穴はすぐにふさがりますのでご心配ありません。

レーザー治療

Laser treatment

レーザー治療は、医学的な治療に用いるレーザー光を疾患部位に照射させることにより、点状の凝固を作り、状態を改善させる治療です。レーザーも色々な種類があり、それによって使用する疾患も照射方法も様々ですが、基本的には、直径50~200ミクロンの小さな光を網膜などの眼の組織に当てて熱を発生させ、点状の凝固を作り出します。一般に外来通院で治療でき、照射時間も短時間です。当日から日常生活を行っていただけます。

【対象となる疾患】
網膜裂孔、網膜剝離、糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞症、閉塞隅角緑内障、血管新生緑内障 後発白内障、飛蚊症

緑内障手術

Glaucoma surgery

緑内障では一度失われた視野を元に戻すことは出来ません。それ以上に視野狭窄が進行するのを防ぐ、あるいは進行を遅らせる治療になります。緑内障の治療の基本は点眼治療により眼圧を下げることです。眼圧下降させる仕組みの異なる様々な点眼薬が開発されています。
緑内障のタイプや眼圧の下がり具合、視野進行の具合、OCTによる視神経線維層の障害の程度等、総合的に判断し、それら点眼を組みあわせて治療を行います。それら点眼治療を行っても眼圧が下がらない場合には手術による治療を選択します。
※当院では毎週金曜の午後に緑内障手術を行っています。

小児眼科

Pediatric ophthalmology

当院の小児眼科の特徴

1.障害をお持ちのお子さまにも対応

発達障がいや知的障がいなど、お子さまを受診させることに不安な方は、事前にWeb問診で内容をお知らせいただく事により、準備をしてお待ちしております。

2.集中しやすい検査環境

必要に応じて周囲から遮断した検査スペースで安心して視力検査をさせていただきます。

3.専用予約枠を設置

配慮が必要なお子さまは小児専用の予約枠を設定しております。

4.豊富な専門職

発達障がい児支援士の資格を持つ保育士や、子育て経験豊富なママさん専門職員が在籍しています。

5.キッズスペース(おもちゃや絵本・DVDがあります)

患者様以外のご兄弟らは、そちらで遊びながらお待ちいただけます。
詳しくはこちらをご覧ください

先天性鼻涙管閉塞

新生児は、涙の通る道(涙道)が未発達な状態の場合があり、涙をうまく排出されずに行き場を失った涙が溜まり、目やにがでるような症状のことを言います。通常は、ご家庭で鼻の付け根あたりを指で軽く圧迫するようにマッサージをすることで改善します。また、抗生物質の点眼を行いますが、それでも改善しないときは、ブジ―針で鼻涙管を解放する術を行います。

弱視

弱視とは、「視力の発達が障害されておきた低視力」を指し、眼鏡をかけても視力が十分でない場合をさします。
しかし早期発見、早期治療で治療可能なことがほとんどです。
視力は、ことばや歩行などと同じく、成長に伴ってだんだん獲得する能力です。0歳では0.1ぐらいの視力しかなく、
3歳ごろに大人と同じ視力に達するとされます。視力の成長は、臨界期(感受性期=10歳頃まで)を過ぎると治療に反応しにくくなりますので、早期に治療を開始するほど、治療に反応して視力が改善していきます。
弱視の原因は、屈折異常弱視・不同視弱視・斜視弱視・形態覚遮断弱視などがあります。
治療は主に、正確な眼鏡装用をすること、片方の目を遮断し、悪い方の目を使ってしっかり見るようにする訓練などがあります。当院では専門の職員がマンツーマンで対応していきます。治療の目標は眼鏡をかけて1.0の視力が出ることです。

子どもの近視進行を抑える治療

近視はたとえ軽度でも、将来、緑内障や網膜剥離などの近視以外の目の病気にかかるリスクを上昇させることが、近年の疫学調査で明らかになりました。子ども時代に近視を発生させない、進行させない取り組みが非常に重要になっています。
当院では以下の治療方法を進めております。

1.近視遺伝子チェック

近視要因の一つに両親から受け継がれる遺伝があります。本検査は医業行為に該当するものではありませんが、口腔内粘膜を採取し、専門機関にて検査致します。

2.点眼治療

近小児期の近視の進行を軽減させる低濃度のアトロピン(0.025%)を配合させた点眼薬を1日1回夜に点眼する治療法です。3ヶ月ごとの定期検査が必要です。

3.オルソケラトロジーレンズの装用

「オルソケラトロジーレンズ」というコンタクトレンズを寝る前に装用して、寝ている間に目の角膜を矯正する治療方法です。角膜の上皮を変形させて視力を矯正し、近視の改善を行います。翌朝、レンズを外し日中は裸眼で良好な視界で過ごせます。スポーツをするお子さんには眼鏡が不要になり安全です。

斜視

物を見ようとする時に、片目は正面を向いていても、もう片目が違う方向を向いてしまっている状態、左右の視線が合わない状態が斜視です。斜視の原因としては、目を動かす筋肉や神経の異常によるもの・遠視によるもの・目の病気によるもの・脳の病気によるもの・全身の病気に伴うものなどがあります。ほとんどは目を動かす筋肉や神経の異常によるものや遠視によるものです。治療の目標は大きく3段階に分かれます。まず一番大切なことは、両目の視力をよくすることです。斜視ではずれている方の目が弱視になっていることがあり、これを改善してあげることが斜視治療の第一歩です。
次に、目の位置をまっすぐにしてあげることです。眼鏡を使用するだけでまっすぐになることもありますが、場合によっては手術を必要とします。斜視の種類によって、手術が必要かどうか、何歳のときにどのような手術を行うかなどが異なります。
最後の目標は、両方の目で物を見る力を獲得することです。両方の目で見たものを、脳で一つの像にまとめる機能を両眼視といいます。両眼視機能によって見た物が立体感をおびたものになります。斜視の種類によっては、早期からきちんと治療を行っていても両眼視の獲得が難しいことがあります。