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硝子体手術
Vitreous Surgery

硝子体手術とは

硝子体手術

日帰り手術に対応しております

かつては難易度の高かった手術ですが、現在では機器や技術の進歩により、 安全に手術ができるようになりました。硝子体手術は多くの場合に局所麻酔で行われます。手術時間は患者様の目の状態により異なりますが、これまでは手術後の管理も含めて数日間入院することがほとんどでした。 しかし現在では、医療技術の進歩により日帰り手術も可能となりました。当院でも日帰り手術に対応しております。

硝子体手術の対象疾患

糖尿病黄斑症 糖尿病網膜症が進行したものはもちろん、比較的軽度のものでも、網膜の中心部の黄斑部に浮腫が生じる黄斑症が起きる場合があります。黄斑症が起きると、他の部分の網膜が正常であっても極度の視力低下が起きます。黄斑症が起きた場合は、抗VEGF抗体硝子体注射、ステロイド注射、レーザー治療などがありますが、それらが無効な場合、硝子体硝子体手術を選択する場合があります。硝子体手術により後部硝子体膜を含んで硝子体を除去しますと、黄斑部の浮腫が軽減する可能性があります。
増殖性糖尿病網膜症 糖尿病の罹病期間が長く、糖尿病の状態が悪い患者さんは、糖尿病網膜症が単純性のものから前増殖性、増殖性網膜症へと進行します。増殖性糖尿病網膜症の場合、新生血管や増殖膜が網膜上にできます。新生血管はその構造が弱い為に出血しやすく硝子体出血を来たします。硝子体出血により極度の視力低下が起きた場合は硝子体手術によりその出血を除去する必要があります。また、網膜上の増殖膜は牽引性の網膜剥離を起こし、放置すると失明につながる場合があります。これを防ぐ目的で硝子体手術を行い、増殖膜とその温床となる硝子体をできるだけ切除し、レーザー治療を行い、糖尿病網膜症を落ち着かせます。
黄斑前膜 黄斑部に異常な膜が生じ、黄斑を牽引して、ものが歪んで見えたりする症状が出ます。進行すると視力が低下します。手術により硝子体を切除し、網膜の上にある異常な膜を剥離、除去します。
黄斑円孔 黄斑部に小さな孔が生じ、視力が著しく低下します。この場合は、硝子体を切除し、内境界膜を染色し剥離、除去します。うつ伏せ体位ををとることで黄斑円孔の閉鎖を促します。時間が経過すると小さな網膜の孔、つまり黄斑円孔が閉鎖されて、黄斑の機能が回復し視力が改善する可能性があります。
網膜剥離 硝子体の老化に伴う収縮により網膜が硝子体線維に引っ張られて網膜に孔があいて、その孔から網膜の下に液体が浸入して網膜が剥がれる病気です。硝子体手術により、網膜を引っ張っている硝子体を切除します。さらに、空気を眼内に注入し網膜の下にある液体も全て除去し網膜を正常の位置に戻します。網膜の孔は周囲をレーザーで凝固し再び網膜が剥がれないようにします。術後は数日間のうつ伏せ体位、横向き体位、立位などの体位制限が必要となります。
その他 いろいろな原因で硝子体出血、硝子体混濁、黄斑浮腫、網膜剥離を起こす場合が他にもありますが、このような場合も硝子体手術を行い、硝子体を切除し出血や混濁を除去します。さらに、必要があれば増殖膜などを切除し網膜を正常の位置に戻すことが必要になります。

硝子体手術の流れ

硝子体手術

ほとんどの硝子体手術は局所麻酔で行います。手術室で眼の消毒をした後に、眼の下の部分に麻酔の注射をします。それでも痛みに過敏な方には、術中に適宜に麻酔を追加することでほとんどの痛みを取り除くことが可能です。手術は30分〜2時間かかり、症例によって異なります。

1 局所麻酔をおこないます。
2 白内障の方は最初に白内障手術をおこないます。
3 小さな孔を白目の部分に3か所あけます。
4 3か所の孔から、「眼球内の圧力を保つため灌流(かんりゅう)液」「眼内を照らす照明ファイバー」「硝子体内の出血を吸引したり、剥がれた網膜を元に戻すための吸引カッター、セッシ、レーザーファイバー等」を入れます。
5 硝子体の切除をおこないます。
6 硝子体切除後に疾患に合わせた手術を行います。(網膜剥離手術の場合には、空気を注入します。必要な場合は、特殊ガスやシリコンオイルなども注入します。)
7 術後は回復室にてしばらく安静にしてください。